【EOS R】シリーズを一通り触ってきたので、ざくっと評価してみる

【EOS R】シリーズを一通り触ってきたので、ざくっと評価してみる
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EOS Rシリーズの進化は非連続

EOS Rシリーズを一通り一度に触った結果、EOS R, RPとEOS R6, R5, R3の機種群を比較すると体感の実力が大きく違うことがわかりましたので、購入検討されている方と共有したいと思い記事にしました。

比較は、キヤノンデジタルフォトハウス銀座で行ってきました。

キヤノンデジタルフォトハウスって??

キヤノンデジタルフォトハウスって知っていますか?

Canonのカメラ、プリンタ等が好きなように触れて、店頭のレンズはもちろん、自分の手持ちレンズやSDカードを持って行って組み合わせた様子を見ることもできる、Canonユーザなら是非とも活用したい施設です。

スタッフの方のカメラ知識も素晴らしいです。
たまに詳しくない方もいますが、常時最低1名は詳しい方が待機してます。

家電売り場の店員さんからは得るものが無い人でも、ここの詳しいスタッフさんと話せば何らかの気づきを得られる可能性は高いです。

現在は、銀座と大阪にしか無いのが難点です。。

私は15年くらいのCanonユーザで、一眼レフ本体購入を検討する際、手持ちレンズとの相性を見る際にこの施設を活用しています。

カメラとレンズを組み合わせた時のオートフォーカスの速さやカメラ本体+レンズの全体重量などは実際に操作してみないとわかりません

私は2000年頃の100万画素のデジカメが凄い!と言われたデジカメ初期の頃からカメラに触れ、撮影仕事の経験もあるハイアマチュアカメラマンです。

20年以上のCanonユーザであり、仕事でスマホ内部の構造を知っているエンジニアでもあります。

そのため「一眼カメラ買った方が良いかな??スマホのカメラどれが良いかな?」という質問を本当に多く受けます。

上記背景もあり、スマホ画質の限界やアマチュアが持ち歩きやすいカメラは何なのか、カメラ進化と共に比較し続けてきました。


EOS Rシリーズの比較へGO!

というわけで、今回も一眼レフ本体の買い替えを検討しており、EOS Rシリーズの比較をしにキヤノンデジタルフォトハウス銀座へお邪魔してきました!

現在私がメインで使っているカメラはEOS 5D mark IIIという機種で、2013年購入です。別途、EOS M6というミラーレス一眼カメラも持っています。
今回買い替え検討をしているのはEOS Rシリーズで、フルサイズのミラーレス一眼になります。今回初めて、メインカメラを一眼レフからミラーレス一眼に買い替える予定です。

一眼レフ vs ミラーレス一眼の議論についても記事にしても良いですが、最近はこのテーマにそんなに需要が無いかな?と思って今のところ予定していません。もし要望があれば検討します!

今回、比較をした機種は以下になります。

フルサイズの一眼カメラを買う検討をしているので、該当の機種を見ています。EOS 1DXについては少し世代が古く、プロ向けの機種で個人的に触っても参考にできないので除外しています。
EOS 5D mark III :2012年 3月 発売
EOS 5D mark IV :2016年 9月 発売
EOS R      :2018年10月 発売
EOS RP     :2019年 3月 発売
EOS R6     :2020年 7月 発売
EOS R5     :2020年 8月 発売
ROS R3     :2021年11月 発売

細かいスペックなどは色々なWebサイトに情報も載っていますし、ここでは割愛します。

特定のシーンを除いた昼間の静止画撮影における写真写りの綺麗さだけで言えば、上記の機種のどれであっても不満が出ることはまずありません。

本記事では、上記を一通り同時に触ってみて感じた傾向について、写真を20万枚撮影した筆者がいくつかの観点から書いてみます。

ちなみに、EOS R3は価格も別次元なので、重量以外は全て最高性能です(笑)


ざくっと比較

軽さ

✓ EOS 5D mark III, mark IV, EOS R3 –> ×
✓ EOS R, R6, R5 –> △
✓ EOS RP –> 〇


EOS RPの軽さはすごいです。EOS 5D mark III, mark IVと比べると300g以上の軽量化です。50mm単焦点などの軽いレンズをつけた使い心地は、ひと昔前のEOS Kissシリーズと間違うほどのインパクトです。

これがフルサイズとは。。ミラーレス一眼+RFマウント採用による小型軽量化に感心しました。

EOS R, R6, R5についても、EOS 5D mark III, IVと持って比べると明らかな差を感じました。数値で言うと200g前後の軽量化です。

手持ちでカメラを持ち歩く人は、EOS Rシリーズの恩恵は非常に大きいですね。逆に1kg以上のレンズをつけて三脚で撮るような方はあまり関係無いレベルかもしれません。

バリアングル液晶

✓ EOS 5D mark III, mark IV –> ×
EOS R, RP, R6, R5, R3 –> 〇

EOS Rシリーズには全ての機種でバリアングル液晶がついてます。EOS 5D mark III, IVにはありませんでした。

手持ちでスナップ撮影をする方には、やはりバリアングル液晶は絶対にあった方が便利だと思います。だからこそ、軽量が売りでもあるEOS Rシリーズ全てに搭載しているのだと思います。

今のCanonのフルサイズ一眼のラインナップを見ると、「手持ち手持ちでスナップ撮影向け機種にはバリアングル液晶搭載」「それ以外は非搭載」となっているように見えるため、わかりやすくなりました。

高感度性能

✓ EOS 5D mark III, mark IV, EOS R, RP –> △
✓ EOR R6, R5, R3
 –> 〇

これは注意ですが、上記2つの機種群でイメージセンサーの実力が大きく異なり、明らかな違いを感じると思います。EOR R6, R5, R3の高感度性能の進化は素晴らしいです。

広告などではEOS R6は高感度に特化!EOS R5は8K対応!と宣伝していたりしますが、高感度についてはEOS R6の方が優れていると実感する機会は少ないと思います。

それよりも、EOS R6はEOS R5から8Kや一部機能を落として大幅に安くした機種と見た方が正確だと思いました。

機能を落としてと言っても、最高レベルの性能での戦いのため、実際8Kにこだわらない人はEOS R6でも大きな問題点は無いと感じます。

スペックに詳しく、かつこだわる人はしっかり比較すべきですが。

AF(オートフォーカス)性能

✓ EOS 5D mark III, mark IV, EOS R, RP –> △
✓ EOR R6, R5, R3 –> 〇

ここは実際触るまで全く知らなかったのですが、これもイメージセンサーの違いから上記2つの機種群で明らかな違いがあります。

EOR R6, R5, R3は暗めの部分に焦点を合わせる時の速さが、非常に速いというかAFで迷うことがほぼゼロという素晴らしい性能でした。

プレビュー撮影においても焦点が合わないということは無く、遅くとも0.5秒程度で焦点が合いました。

EOS 5D mark III, mark IV, EOS R, RPの機種では100㎜マクロレンズなど焦点の合う範囲が広いレンズについては、対象物が暗めだったり平坦だったりすると焦点が合わ

ずに5秒以上調整していることも良くありました。

ファインダーではなく液晶で見ながら撮影するライブビュー撮影モードでは結局焦点が合わない方が多いくらいでした。

人物撮影などで写真を撮る方は、この点だけでも非常に価値のある違いだと思います。焦点が思い通りに合わないと一度しかないシャッターチャンスを逃すことになります。

以前は、動くものはEOS 6DシリーズというAPS-CセンサーでAF性能が高いラインナップがあり、EOS 5Dシリーズは静止画最適などと言われることもありました。

EOS 6R, 5Rでは5Dシリーズと6Dシリーズの両方の利点を完全に両立していると言える性能でした。

なお、EOS R3はAFについてだけ特筆しますと、ファインダーを覗いている目線に焦点を合わせることができるという機能が入っています。これがどれほど便利か、ファインダーで写真を撮ることに慣れていない人はわからないかもしれませんが、とてもすごいです!

デジタル一眼は焦点と露出を自動で調整して撮ってくれる機能(AF機能とAE機能)がありますが、これらが必ずしも意図した補正にならないことがあります。思い通りにピントが合わなかった、一部が白飛びしてしまう、など。

焦点と露出をマニュアルで合わせることは当然可能なのですが、どうしても設定やカメラの向ける方向調整に若干の時間がかかります。

EOS R3だと、焦点と露出調整が目線と1、2個のボタンだけで一瞬でできてしまうという機能が実装されており、撮り逃しが許されないプロの撮影の世界ではとても喜ばれる機能だろうなと感じました。

バッテリー持ち

。。。と書いておきながら、これについては実機を短時間触っただけなのでコメントできません。すいません。

ネットの情報では、EOS Rシリーズはミラーレスのため液晶がある分バッテリー持ちが悪くEOS RPは特に悪いという評判でした。

ミラーレスのバッテリー持ちが悪いのは永遠に避けて通れませんが、年を追うごとに改善している感じはします。

特に、電子ファインダーを覗いて撮るタイプであれば、撮影中についている液晶は電子ファインダーの中の小さい液晶だけで外側の大きな液晶は消灯するように動作します。

そのため同じバッテリー容量であれば、大きな液晶をつけながらでしか撮影しかできないミラーレスよりも相対的にバッテリー持ちは良いと思います。

EOS Rシリーズは全て電子ファインダーがあります


おわりに

今回、EOS Rシリーズを一気に触るという機会がありましたので、機種の傾向を記事にしてみました。

一眼カメラは機種が変わっても1,2年ではほとんど進化していない機能も多いですが、5年程度経つと一気にデバイス性能が進化したりしますので、こうやって新旧の機種を比較するとどの辺が進化したか、感じて頂けたのではないかと期待しております

どのカメラが合うかは人によって異なるので、正解はありません。

最終的には一定量、色々なシーンで使ってみないと自分に合うカメラは実感できないものです。

電気屋さんで試すのも良いですが、今はカメラのレンタルやサブスクサービスも充実してきました。

普段の撮影に持ち出せるのは大きなアドバンテージなので、買って後悔するよりも借りて試してから判断することをオススメします。

カメラのレンタル・サブスクサービスについては以下でまとめています。

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余談ですが、私自身はEOS R6を買いました(^^)
下記で詳しくレビューしていますので、是非ご覧ください♪

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最後まで読んで頂きありがとうございます m(_ _)m
おわり。


本ブログではEOS R6について他にも色々と記事を書いていますので、是非読んでみてください♪

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この記事を書いた人 Wrote this article

kenshi2009

燻製するフォトグラファー。燻製教室と写真撮影でお仕事したりブログ書いてます。燻製15年目🍖、写真24年目📷、ブログ24年目📓。EOS R6使用。 燻製も写真も季節を楽しみながらやってます🍂 写真の無断転載は禁止。奈良好き🦌 Twitterにほぼ毎日います!【SNS一覧:https://lit.link/kenshi2009】