「EOS Rシステム」のAPS-Cがスタート!キヤノンEOS R7、EOS R10の概要

「EOS Rシステム」のAPS-Cがスタート!キヤノンEOS R7、EOS R10の概要
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Rシステム初のAPS-Cミラーレスカメラ

2022年5月24日にCANONからミラーレス一眼の新製品EOS R7」と「EOS R10」がの発売予定が発表されました!!

これまでCANONのAPS-Cミラーレス一眼はEOS Mシリーズ、EOS Kiss Mシリーズがありましたが、今回はRFマウントでのAPS-C機となります。つまり、EOS Rシリーズ初のAPS-C機となります。

  • EOS R7:2022年6月下旬に発売。「EOS Rシステム」のAPS-Cハイエンドモデル
  • EOS R10:2022年7月下旬に発売。小型・軽量のAPS-Cサイズミラーレスカメラ

どちらもRFマウント(EOS Rシステム)のミラーレスカメラですが、EOS R7はハイエンドということでEOS 6D mark IIのような動体撮影(動く被写体)に強い設計となっています。

Canonのメイン機種が今後RFマウントに移ることが明らかなので、一眼レフとミラーレスの違いはありますがEOS 6D mark IIの後継機はEOS R7であると言っても良いでしょう。

実際、EOS R7では現段階でEOS Rシリーズ最速の最高約15コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)、電子シャッター使用時は最高約30コマ/秒の連続撮影可能となっています。

さらに、後半で詳しく書きますが、EOS R7はEOS R6で不満の多かった動画撮影性能も高いです。

一方、EOS R10は小型軽量のAPS-Cミラーレスカメラということで、位置づけはEOS Mシリーズ、EOS Kiss Mシリーズと完全に被っています。

しかもMマウントには非対応で、まさかのRF-Sマウント登場です。今後は、RFマウント+RF-SマウントでMマウントに取って変わるということでしょう。

私は2000年頃の100万画素のデジカメが凄い!と言われたデジカメ初期の頃からカメラに触れ、撮影仕事の経験もあるハイアマチュアカメラマンです。

20年以上のCanonユーザであり、仕事でスマホ内部の構造を知っているエンジニアでもあります。

そのため「一眼カメラ買った方が良いかな??スマホのカメラどれが良いかな?」という質問を本当に多く受けます。

上記背景もあり、スマホ画質の限界やアマチュアが持ち歩きやすいカメラは何なのか、カメラ進化と共に比較し続けてきました。

CANONのカメラマウントまとめ

CANONでは現在5つのマウントがあり、とてもややこしくなっています。

表にすると下記のような対応関係です。
変換マウントは使わない状態での表となります。

マウント名 →
↓ シリーズ名
EFEF-SMRFRF-S機種の例
APS-C一眼レフ×××EOS kiss x10
フルサイズ一眼レフ××××EOS 5D mark IV
APS-Cミラーレス
(Mシリーズ)
××××EOS M7, kiss M
APS-Cミラーレス
(Rシリーズ)
×××EOS R7, R10
フルサイズミラーレス××××EOS R5, R6

今回発売されるのはRシステム初のAPS-Cミラーレス(表の太字部分)と、RF-Sレンズとなります。

こうしてみると、MマウントはEF-Sのように最小限のレンズラインナップで抑え、今まで以上にRマウントを主軸にしていくということですね。

Mマウントが全体をややこしくしていますが、Mマウントが無ければEF, EF-S, RF, RF-Sで対応がスッキリすることからも、今後はEOS Rシステムに一本化していくことが伺えます。

EOR R7の概要

EOS R7
引用:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2022/2022-05/pr-eosr7

CANON公式からは下記のニュースリリースと特設サイトが発表されています。

「EOS Rシステム」のAPS-Cハイエンドモデル“EOS R7”を発売 最高8.0段の手ブレ補正と高速連写・高性能AFを実現|キヤノンMJグループ (canon.jp)

特長 EOS R7|個人|キヤノン (canon.jp)

主な特徴は下記となっています。

  • 動体撮影など幅広いシーンに対応する高速連写・高性能AF
  • 約3250万画素のEOS Rシリーズ初のAPS-CサイズCMOSセンサー
  • 協調制御による最高8.0段の手ブレ補正

EOS R7では現段階でEOS Rシリーズ最速の最高約15コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)、電子シャッター使用時は最高約30コマ/秒の連続撮影可能となっています。

さらに、「EOS R3」(2021年11月発売)のAF被写体検出技術を継承しています!これは熱いですね!

EOS R10の概要

EOS R10
引用元:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2022/2022-05/pr-eosr10

CANON公式からは下記のニュースリリースと特設サイトが発表されています。

小型・軽量のAPS-Cサイズミラーレスカメラ“EOS R10”を発売 「EOS Rシステム」による本格的な静止画・動画撮影をより手軽に実現|キヤノンMJグループ (canon.jp)

特長 EOS R10:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人|キヤノン (canon.jp)

主な特徴は下記となっています。

  • 決定的な瞬間を捉える高速連写・高性能AF
  • 新開発のCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」が実現する高画質
  • 多様な撮影シーンに対応する動画性能

廉価版の位置づけだと思うので、EOS R7と同じ最高約15コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)というのは驚きでした。

一方、動画性能についてはEOS R7と明確に差をつけて落としていますね。また、EOS R10にはボディ内手振れ補正も無いです。その分、小型化しています。

ただ、今までのEOS Mシリーズ, EOS kiss Mシリーズで持っていたイメージより若干高い性能になっているように思います。

EOS R7, EOS R10, RF-Sレンズの価格

値段は公式ページではないですが、下記情報がありました。

EOS R7本体:19万7780円

EOS R7 18-150mm キット:24万6180円

EOS R10本体:12万8480円

EOS R10 18-45mm キット:14万3880円

EOS R10 18-150mm キット:17万6880円

RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM:4万2500円

RF-S 18-150mm F3.5-F6.3 IS STM:6万8500円

引用:今年はAPS-Cのカメラが熱くなる! キヤノンからAPS-Cミラーレス「EOS R7」「EOS R10」発表

価格帯を見ても、EOS R7はEOS 6D mark IIの正統進化版ですね。

まとめ:「EOS Rシステム」のAPS-Cが熱い!

ウワサはありましたが、ついにEOS R7とEOS R10が発表になりました。

動体撮影をしていた人にとっては待望の機種だったのではないでしょうか😊


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この記事を書いた人 Wrote this article

kenshi2009

燻製するフォトグラファー。燻製教室と写真撮影でお仕事したりブログ書いてます。燻製16年目🍖、写真25年目📷、ブログ25年目📓。EOS R6使用。 燻製も写真も季節を楽しみながらやってます🍂 写真の無断転載は禁止。奈良好き🦌 Twitterにほぼ毎日います!【SNS一覧:https://lit.link/kenshi2009】