キヤノンRFレンズ、RF-Sレンズ全てを一覧表で比較!コスパ/総合評価/製品仕様も。

キヤノンRFレンズ、RF-Sレンズ全てを一覧表で比較!コスパ/総合評価/製品仕様も。
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  • レンズのラインナップが多くて、どれを選んで良いかわからない。

レンズ交換式の一眼カメラを使っている方なら誰でもが持ち続けている悩みです。いわゆる、レンズ沼。
どんなレンズがあるのか、調べるだけで一苦労です。

本記事では、キヤノンが展開する全てのRFレンズ、RF-Sレンズの製品仕様を一覧表でまとめました。

筆者が実際に使った体験を元にコストパフォーマンスや用途別の総合評価を詳細に分析。カメラライフに最適なレンズ選びをサポートします。

私は2000年頃の100万画素のデジカメが凄い!と言われたデジカメ初期の頃からカメラに触れ、撮影仕事の経験もあるハイアマチュアカメラマンです。

20年以上のCanonユーザであり、仕事でスマホ内部の構造を知っているエンジニアでもあります。

そのため「一眼カメラ買った方が良いかな??スマホのカメラどれが良いかな?」という質問を本当に多く受けます。

上記背景もあり、スマホ画質の限界やアマチュアが持ち歩きやすいカメラは何なのか、カメラ進化と共に比較し続けてきました。

【おさらい】RFマウントとは

RFマウントの画像

RFマウントは、キヤノンがミラーレス一眼カメラ向けとして2018年に発表したEOS Rシステムのためのレンズマウント。

従来のEFマウントに比べて短いフランジバックを活かし、レンズの光学設計自由度が高く、より優れた光学性能を実現可能です。

RFマウントが装着可能なレンズは、フルサイズ対応のRFレンズとAPS-C専用のRF-Sレンズがあります。

フルサイズ対応のRFレンズはAPS-Cレンズでも使えます。APS-C専用のRF-Sレンズをフルサイズにつけると、動作はしますが画面の4隅が正しく写りません。

サードパーティ製のレンズではRF-Sと書かれていない事が多く、「RFマウント APS-C用」等と書かれているので注意しましょう。

キヤノンが扱う5つのマウントまとめ

CANONでは現在5つのマウントがあり、とてもややこしくなっています。

表にすると下記のような対応関係です。
変換マウントは使わない状態での表となります。

マウント名 →
↓ シリーズ名
EFEF-SMRFRF-S機種の例
APS-C一眼レフ×××EOS kiss x10
フルサイズ一眼レフ××××EOS 5D mark IV
APS-Cミラーレス
(Mシリーズ)
××××EOS M7, kiss M
APS-Cミラーレス
(Rシリーズ)
×××EOS R7, R10
フルサイズミラーレス××××EOS R5, R6

【本題】RFレンズ一覧表!

表は各項目でソート(大きい順・小さい順に並べる)が出来るようになっています。

スマホの場合はちょっと見づらいので、可能でしたらじっくり見る時はPCで見る事を推奨します!

データソースは、以下です。
RFレンズ:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人|キヤノン
レンズ | 製品 | Sigma (キヤノン RFマウント)

表の使い方

一番上の行に項目が書いてあり、項目欄をタップ or クリックすると順番をソートする事が出来ます。
※1回押すと昇順(小さい数字から並べる)、もう1回押すと降順(大きい数字から並べる)になります。

一番下にスクロールバーがあり、横にスクロールすると製品の詳細スペックが書いてあります。
スマホの場合は表をスワイプすれば横にスクロールできます。

総合評価項目の見方

以下の評価項目で、★~★★★★の4段階評価をしています。
総合評価は、私が使った事のあるレンズのみになります。

実際にはカメラボディとの組み合わせにもよりますし、画質やボケ感にも色々な要素があります。
この表ではあくまで大まかにサクっと判断するための目安を示しています。

・画質
屋外で十分明るい環境で止まった被写体を撮影した際の、色再現度や解像感について総合的に評価
★★★★ 感動する、心動かす描写!
★★★  素晴らしい解像感
★★   十分に良い画質
★    スマホで代替出来ると思う事が多い

・【補足】画質に関連して開放F値も評価に入れています。
動く被写体に対する速いシャッター速度や夜景・屋内の明るさが十分でない環境で撮る際に、開放F値はクリティカルに効いてきます。開放F値では、取り込める光の量が少ない場合に対する性能を評価。
F2以下   明るさが十分でない環境でも本来の画質を得られる。
F2.2~F4  ほとんどのシーンで満足行く画質が得られる。
F4.5~F5.6 解像感や良い画質を欲しいなら、基本は順光を狙う。
F6.3以上  順光以外では良い画質は得られないと思って使う。

・ボケ感
被写体以外をボカした際の、ボケの滑らかさ・美しさを評価
★★★★ 感動する、心動かすボケ!
★★★  非常に綺麗なボケ
★★   実用に足るボケ
★    ザラザラ or ごちゃごちゃしたボケ

・接写
被写体にどれだけ寄れるか(撮影倍率)を評価
★★★★ 撮影倍率0.5倍以上
★★★  撮影倍率0.3倍以上
★★   撮影倍率0.2倍以上
★    撮影倍率0.2倍以下

・重さ
焦点距離とF値を考慮して、手持ちした際に重量が許容出来るかを評価
★★★★ 常に持ち歩きたい軽さ
★★★  色々なシーンで使える軽さ
★★   ここぞという時なら気合を入れて手持ち
★    手持ちはほぼ無理

・長さ
焦点距離とF値を考慮して、持ち歩く際にレンズの長さが許容出来るかを評価
★★★★ 常に持ち歩きたい長さ
★★★  色々なシーンで使える長さ
★★   撮影目的で出掛ける時のみ、散策にも使える。カバンに入れるのは厳しい。
★    撮影目的で出掛ける時のみ、出来れば車で移動したい。カバンに入れるのは無理。

・コスパ
全体的なスペックを見た際のコストパフォーマンス
★★★★ とりあえず買っといても良いほど良いコスパ
★★★  おすすめ
★★   この焦点距離が欲しいならアリ
★    サードパーティや別レンズなど、この焦点距離の他の選択肢を見た方が良い

・総合
全ての指標を考慮し、「買うべきかどうか」を評価
★★★★ この焦点距離なら最初に持つべき
★★★  おすすめ
★★   この焦点距離が欲しい場合は買っても良いが特別おすすめの理由はない
★    使っていくと満足できなくなる可能性が高め

製品の詳細スペックの見方

・価格
定価の表記。現在販売していない製品は空欄

・マウント
EF、RF、RF-S

・ワイド側
広角の焦点距離。単焦点の場合はこちらに焦点距離を記載

・テレ側
望遠側の焦点距離。単焦点の場合は記載なし

・重量
本体重量+三脚座重量(着脱可能な三脚座がある場合)

・フィルタ径
装着可能なフィルタ径

・最短撮影距離
最も短い撮影距離。レンズの先端ではなく、センサーからの距離で記載される。
「ワイド側 – テレ側」で表記。一部スペックが開示されていない場合は、「* – 0.20 m」のように記載。

・最大撮影倍率
被写体をセンサーの物理的サイズに対して何倍の大きさで写せるか、という指標。1倍だとセンサーサイズと同じ大きさの物体を、写真全体に写せる。
「ワイド側 – テレ側」で表記。一部スペックが開示されていない場合は、「* – 0.26」のように記載。

各RFレンズの特徴と、オススメの組み合わせ

※今後、更新予定
表で紹介したRFレンズの定性的な特徴と、「このレンズともう1本持っていくならどのレンズか?」という観点で随時追記更新していく予定です!

まとめ

キヤノンのRFレンズ、RF-Sレンズは、標準ズームから望遠、単焦点まで幅広いラインナップが揃っています。

用途や予算に応じたレンズ選びはもちろん、レンズ交換式カメラを楽しむためにも、持っていく組み合わせも非常に重要です。

どのカメラが合うかは人によって異なるので、正解はありません。

家電量販店で試すのも良いですが、最終的には色々なシーンで使ってみないと自分に合うカメラは実感できないものです。

今はカメラのレンタルやサブスクサービスも充実してきました。

普段の撮影に持ち出せるのはレンタルやサブスクの大きなアドバンテージなので、買って後悔するよりも借りて試してから判断することをオススメします。

カメラのレンタル・サブスクサービスについては以下でまとめています。

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この記事が新たなレンズ発見のきっかけになれば幸いです。

この記事を書いた人 Wrote this article

kenshi2009

燻製するフォトグラファー。燻製教室と写真撮影でお仕事したりブログ書いてます。燻製16年目🍖、写真25年目📷、ブログ25年目📓。EOS R6使用。 燻製も写真も季節を楽しみながらやってます🍂 写真の無断転載は禁止。奈良好き🦌 Twitterにほぼ毎日います!【SNS一覧:https://lit.link/kenshi2009】