旅のベストショットを撮る!スナップ写真のお手軽撮影テクニック11選を徹底解説

旅のベストショットを撮る!スナップ写真のお手軽撮影テクニック11選を徹底解説
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旅行の思い出を写真に収めることは、多くの旅行者にとって重要な楽しみの一つ。

でも素晴らしい景色や瞬間を目の当たりにしても、それを美しく撮り逃す事なく写真に収めるのは意外と難しいものです。

写真を撮る時間ばかりでなく観光もしたいですし、出張の隙間時間なら非常に限られた時間しかありません。

本記事では、時間が限られた旅行の中でスナップ写真を撮影するための簡単テクニックをご紹介します。

これらのテクニックであなたの旅の思い出がより鮮やかに、より印象的になること間違いなしです!

私は2000年頃の100万画素のデジカメが凄い!と言われたデジカメ初期の頃からカメラに触れ、撮影仕事の経験もあるハイアマチュアカメラマンです。

20年以上のCanonユーザであり、仕事でスマホ内部の構造を知っているエンジニアでもあります。

そのため「一眼カメラ買った方が良いかな??スマホのカメラどれが良いかな?」という質問を本当に多く受けます。

上記背景もあり、スマホ画質の限界やアマチュアが持ち歩きやすいカメラは何なのか、カメラ進化と共に比較し続けてきました。

旅先でのスナップ写真撮影の特徴

スナップ写真撮影とは、撮りたいと思った瞬間的にシャッターを切り、その場のリアルな雰囲気を写真に収める手法です。

被写体や構図をあらかじめ決めずに撮影します。

旅先においては未知の出会いやハプニングがつきもの。まさに、旅行はスナップ写真を撮るのに最高のシチュエーションですね!

旅のスナップ写真で狙うのは主に下記のようなシチュエーションかと思います。

  • 観光地:有名なフォトスポットや景色、ランドマーク(風景や集合写真)
  • 旅の道中:電車や車の移動、目的地までの道、宿でのリラックスタイム
  • 自然な雰囲気:何気ない一瞬を捉える
  • 偶然の1枚:その時にしか撮れないような天気・人や動物との出会い・イベントなどの瞬間を切り取る

↑の一覧を見ると、「観光地」以外は自然体で旅行をしながら撮る事になります。

そのため、旅では手で持ちっぱなしに出来る重さのカメラを持っていく事を強くオススメします!

カメラをカバンにしまっていたら事前調査で見た事がある場所で写真を撮るだけで終わってしまいます(^^;

旅行における事前準備とリサーチの基本

旅の撮影を楽しむためには、カメラ機材・カメラ設定の工夫や訪問先の調査など、様々な事前準備が欠かせません。

旅行は貴重な休日を使い、限られた時間で目的の場所を巡ります。

限られた時間で旅のスナップ写真撮影を成功させるためには、事前準備が重要です。

撮影場所の目星は想像しておく

GoogleマップやInstagramなどで人気の撮影スポットや有名な場所を事前に確認することで、現地での時間を有効に活用できます。

高台や海岸沿いなど、見晴らしが良さそうな場所が無いかも調べておきます。

天気や時間帯の意識

訪れる場所の天候や時間帯に応じた動き方を想像します。

例えば曇りなら明暗差が少ないので建物や花が撮りやすく、青空が出ていれば空を活かした撮り方ができます。

撮影に適した時間帯として、夕日や朝日、ゴールデンアワーやブルーアワー(夕日の直後や朝日の直前)を意識すると、より美しい写真を撮ることができます。

季節・時間・天気によって行く場所を変えるのは旅のスナップ写真撮影の基本です。

撮影機材の準備:カメラとレンズ

撮影機材として最重要なのはカメラのバッテリーが充電されているかと、予備バッテリーが必要かどうかです。

次に旅の道中で持ち歩き続けられる重さのカメラやレンズを選ぶことです。「今回は望遠レンズだけにして標準画角はスマホカメラにしよう」など、欲張らずにある程度の割り切りが必要です。

私は天気が悪そうな時は望遠レンズ、天気が良さそうな時は青空も入れたくなるので広角レンズを持っていく事が多いです。

綺麗な形の花がありそうだったり、動物の近くから撮れそうな場所であればマクロレンズを持っていきます。

歩き回る時は、持ち歩くレンズはカメラに装着したもの以外は1個だけ(レンズは合計2個)で、残りはスマホで済ませる事にしています。

撮影機材の準備:カメラ周辺機材

PL(偏光)フィルターやNDフィルターなどのフィルター類が必要かどうかも検討しましょう。

個人的に三脚はスナップ写真撮影においてはあまりオススメしませんが、持っていくなら持ち歩き続けられる物を。

三脚をオススメしない理由は、地面スレスレの写真などカメラを自由な角度にした撮影をしなくなるからです。

一方、スマホを装着できてミニ三脚にもなる非常に軽量な自撮り棒は便利です。手で持って意外な角度から撮影できたり、グループ写真の撮影にも使えます。

旅行しながら撮影するコツ

フレキシブルな予定で動く

旅先では予期せぬ出来事が起こることもあります。

計画通りにいかない場合でも、まずは旅行を楽しむ柔軟な構えが大切です。予定変更した結果、新しい発見や偶然の出会いから生まれる写真もまた魅力的です。

予定は大まかで細かくは決めずに少し多めに行先候補を調べておき、行く季節・時間・天気によって行く場所を変えるのが理想的です。
新幹線・飛行機の乗車前など時間が無い場合は行く場所を決め打ちする考え方も必要ですが。

カメラではなく現地を良く観察する

旅行中のスナップ写真撮影において、現地をよく観察する事が全ての基本です。カメラの設定をいじりながら歩いていては良い瞬間を見逃します!

単に有名な観光スポットを撮影するだけでなく、周囲の環境や人々の動き・日常生活に注目することで新しい発見があり、より深みのある、魅力的な写真が撮れます。

街角の小さな看板、地元の人々の表情、市場の色鮮やかな商品など、一見些細に思える要素が、その土地の文化や雰囲気を伝える重要な要素となります。

光の変化や季節の移り変わりなど、時間とともに変化する要素にも注目しましょう。

現地をよく観察する習慣は良い写真を撮るためだけでなく、旅そのものをより豊かで記憶に残るものにしてくれます。

現地の魅力を引き出す

旅行の醍醐味の一つは現地の人々との交流や生活感を感じること。

現地の人々が過ごしている瞬間を写真に収めることで、旅の思い出がより豊かになります。

地元の人々との交流テクニック

まずは撮影させてもらう人へのリスペクトを忘れない事。特に顔を撮影する場合など、撮影前に必ず許可を得ることが重要です。

お土産を用意するのも有効です。小さなお土産を渡したり、その土地で体験した土産話を切り出すことで、より良い関係性を築けることがあります。

海外の場合は言葉の壁があるので、身振り手振りやスマートフォンの翻訳アプリを活用しましょう。

自然な表情を引き出すコツ

カメラを構える前に、まずは会話を楽しみましょう。リラックスした表情が撮れます。

撮影者もファインダーから目を離し、直接相手の目を見て話しかけることで相手がカメラの存在を忘れ、より自然な表情を引き出せます。

会話中に連写して撮影することで、一瞬の笑顔や表情の変化を捉えられます。

旅行でベストショットを撮る撮影テクニック11選!

1. 時間帯ごとの光をうまく使う

夕日や朝日、ゴールデンアワーやブルーアワー(夕日の直後や朝日の直前)は良い写真が撮れやすいです!
影を使った撮影も可能です。

日の傾きがどのくらいかでも、撮り方は変わります。空気が澄んでいたら遠くが綺麗に写ります。

偏光フィルターやNDフィルターは、反射の軽減や光量調整に役立つのでここぞという最高の写真を撮りたい時に。旅行中に毎回やると疲れます 笑

まとめると、以下のようなシーンを意識できると良い場面に出会えます。

朝のゴールデンアワー:日の出の30分前から1時間後まで。新鮮で清々しい雰囲気の写真が撮れます。

夕方のゴールデンアワー:日の入り1時間前から30分後まで。暖かみのある光で、ロマンチックな雰囲気を演出できます。

以下に時間帯別の撮影ガイドとしてまとめておきます。

早朝:霧や露がかかった幻想的な風景を捉えるチャンス。逆光撮影が狙いやすい。
お昼:強い日差しを避け、日陰や室内での撮影がおすすめ。
午後:光が柔らかくなり始め、人物撮影や順光撮影に最適。
夜:街の灯りや星空の撮影に挑戦。気合が入った日は三脚を使っても良い。

2. 順光と逆光を意識的に使い分ける

撮影において順光と逆光は非常に重要な環境要素です。常に意識しましょう!

順光とは光源(主に太陽)が撮影者の背後にあり、被写体の正面から光が当たる状態を指します。
被写体全体が均一に照らされ、影が少なく、色彩が鮮明に表現されます。初心者にとっては扱いやすい光ですが、立体感に乏しくなる傾向があります。

逆光は光源が被写体の後ろにあり、カメラに向かって光が差し込む状態です。
被写体の輪郭が強調されドラマチックなシルエットや光の効果が得られますが、被写体の詳細が失われやすいです。狙った写真を撮るための露出の調整が難しいです。

もう1つサイド光という状況があり、被写体の真横から光が当たる状態です。
真横からの光は被写体にくっきり影を付けるので、立体感や力強さが表現できます。

これらを状況に応じて意識して使い分けることで、より印象的な写真を撮影することができます。

順光・逆光・サイド光を意識して選ぶ方法

基本は、自分で動いて撮影方向を変える事です。太陽や強い照明の位置を常に意識し、歩き回って被写体への光の当たり方を変えましょう。

以下はどうしても避けられなかった時の対処療法です。

1つ目はフラッシュを使うこと。昼間でもフラッシュを使うことで、逆光でも被写体を明るく撮影できます。逆光の光の強さと持っているフラッシュの光量によって撮れる被写体までの距離が左右されます。

2つ目は露出補正を使うこと。露出を+1や+2に設定することで、被写体を明るく撮影できますが、背景は白飛び気味になってしまいます。

3つ目はHDR機能を使うこと。複数の写真を撮って明暗差の大きいシーンでも撮影できます。手振れや被写体の動きに弱かったり、RAWデータが保存できない、画像処理と保存に時間がかかるなど、常に使うには使いづらいデメリットもあります。

3. 背景を大きくボケる撮影では後ろの光に意識する

特にマクロレンズで撮影する際に印象的に撮る方法です。

背景をボカす際は後ろにどのような光源があるかによって玉ボケになったり光が差し込んだりします。背景が大きくボケる撮影では後ろにある光の状況と、色によって写真のイメージが決定されます。

背景が大きくボケる撮影の際、例えば金属物(町の時計や車)や水滴などによって発生する光の反射をうまく捉える事が最重要です。
撮影に一見邪魔なオブジェが入っていたとしても、大きくボケた写真では色味しか残りません。

被写体にピントが合っているだけでは良いマクロ写真とは言えず、背景も含めた写真の雰囲気を意識しましょう。

必要に応じてフラッシュやスマホのLEDライトを使用することで被写体の立体感を出す手法も有効です。

4. 余計な物が入らないように撮る

特に混雑した観光地では被写体との距離とレンズの使い分けが重要!

周りがごちゃごちゃしているときは望遠レンズで余計な物を入れない事で、混雑した観光地でも印象的な写真が撮れます。

空が綺麗なら広角レンズで空を大胆に入れてみると、人や余計な物が目立たずにその場の情景を表現することができます。

場所ごとにどのレンズを持って歩くか考えてあらかじめレンズを変えておき、あまり頻繁にレンズ変更せずにある程度割り切って観光を楽しんだ方が写真に特徴が生まれます。

5. 映えやすいシンプルな構図ですぐに撮る

旅のスナップ写真では被写体が優れているので、シンプルな構図でその場の雰囲気をリアルに伝える事を考えるだけでも十分です。

三分割構図:画面を縦横に三分割し、交点に被写体を配置することで、バランスの良い写真となります。この構図は視覚的に安定した印象を与えます。迷ったらこの構図がオススメ!

対角線構図:被写体を対角線上に配置することで、写真に奥行き感や立体感を与えます。この構図は風景写真や建築写真で特に効果的。

日の丸構図:被写体を中央に配置し、周囲をぼかすことでその存在感を強調します。この構図はシンプルでありながら力強い印象を与えるため、ポートレートや静物写真で多いです。 11

6. 主役をずらして印象的な一枚にする

主役を画面の中心に置いて撮る(日の丸構図)のは自然な発想ですが、あえて中心からずらすことで、より動きのある印象的な写真が撮れます。

主役を画面の端に寄せることで余白が生まれ、余白は写真に余韻や物語性を与えます。

コツとして余白は主役の視線の先を意識して、主役が向いている方向に余白を作ると自然な印象になります。

7. フレーミングで物語を作る

フレーミングとは、自然の要素や建築物を使って、被写体を額縁のように囲む技法です。これにより、写真に奥行きや焦点を与えることができます。

例として以下のような方法があります。

木々や窓を利用:木々の間から景色を覗くように撮ったり、窓越しに風景を捉えたりすることで、物語性を演出できます。

アーチや門を利用:街中の歴史的な建造物のアーチや門をフレームとして使うと、時代やその町を感じさせる情緒ある写真が撮れます。

8. 自由な角度から写真を撮る

通常の目線の高さから撮ると特徴のない写真になりがちです。

自由な角度から撮影するで見慣れた風景や被写体を新鮮な視点で捉え直す事が出来、旅行に新たな楽しみが増えます。

様々な角度からシャッターを切ることで、同じ被写体でも全く異なる印象の写真が撮れます。

ローアングル(低い位置からの撮影)では、被写体を大きく、力強く見せることができます。
花や小動物をローアングルで撮影すると、普段見慣れない視点で新鮮な印象を与えます。

ハイアングル(高い位置からの撮影)は、俯瞰的な視点で見ている印象を与え、風景や群衆のシーンで効果的です。

ダッチアングル(カメラを斜めに傾けた撮影)は、動きや緊張感を演出するのに適しています。
街のスナップショットや、アクションシーンの撮影で使用すると、写真に躍動感を与えることができます。

マクロレンズを使用した極端なクローズアップも、自由な角度撮影の一種と言えます。
被写体の細部を大きく捉えることで、普段気づかない美しさや質感を引き出すことができます。

9. 手持ちでブレない写真を撮る

当たり前ではありますがブレてしまうと良い構図も台無しです。

ファインダーの小さな画面では綺麗でも、パソコンやスマートフォンで拡大してみるとブレていてガッカリする事は、プロでもあります。

旅行中、三脚を常に持ち歩くのは現実的ではありません。手持ちでもブレない写真を撮るコツをマスターしましょう。

ブレない!手持ち撮影のコツ

カメラを正しく構えるだけで手ブレを大幅に軽減できます。

脇を締めて両肘を体に密着させることで、安定性が増します。肩幅を縮めるイメージです。

シャッターを切る直前に息を止めることで体の呼吸による動きが減ります。想像している以上に呼吸による体の揺れは大きいです。

シャッターボタンをゆっくりと優しく押し込すことで、押したときのブレを最小限に抑えられます。低速連射モードを活用してシャッターボタンを押しっぱなしで撮ることでシャッターボタンを押す動きを無くす手法も使えます。

壁や柱に対して体や腕が寄りかかるようにして固定すると、驚くほど安定します。

しゃがむ事で立つよりも安定します。片膝を地面につけてしゃがみ、その膝の上に肩肘を乗せることで、人間三脚のような効果が得られます。

カメラをテーブル、石、カバンの上などに直接置いて撮影すればもちろん手振れは置きません。狙った構図が撮れるような置き場所を探す事も効果的です。

10. 変化の速い状況には連射モードを使う

動きの速い動物だけでなく、人の集団が歩いている時、風で木々が揺れている時、被写体の表情が自然体で笑っている時などに連射モードが使えます。

動きの速い動物や電車などはすぐにわかると思いますが、それ以外にも「最高の配置になる瞬間がわからない」という状況全般で決定的瞬間を逃さないために連射モードを活用することが出来ます。

連写で撮影した後は、ベストショットを選ぶ作業が重要です。

連射した写真から後で1枚を選ぶ時、以下のような観点で選ぶと良いです。

人物写真の場合、最も自然で魅力的な表情を選びましょう。
スポーツなどの場合、最もダイナミックで美しい瞬間、背景や周囲の要素も含めてバランスの取れた瞬間を選びます。
人の集団や木々の揺れなどの場合、人や葉っぱの密度が均一であったり一部に集まっているなど、集まり方が自然に見える物を選ぶと良いです。

11. テクスチャを活かした1枚を狙う

パターンを見つける事も良い被写体を見つけるコツです。

植物の葉脈、石の模様、織物の織り目、光と影の模様など、日常にある美しいパターンを探しましょう。

パターンを見つけたら被写体全体ではなく、パターンがある一部分にフォーカスすることで、抽象的で芸術的な写真が撮れます。

明暗や色のコントラストを意識して協調することで、パターンを際立たせてより印象的な写真にする事もできます。

旅行中のスナップ撮影におけるカメラ設定の基本

撮影後に編集でカバーできる設定は変更しない

以下はRAWデータで写真を撮っておけば帰ってからでも画質劣化無く変更可能です。設定を戻し忘れたりすると逆に面倒なので、私は旅の途中は設定を触らずに目の前の景色を楽しむ事にしています。

この先の文章でカメラ用語がいくつか出てくるので、難しいと思ったら以下の記事も読んでみてください!

ブログ内参考記事:【初心者から中級者へ】スナップ撮影のカメラ設定完全図解。一眼カメラのデフォルト設定・オートモードから脱出!

写真の色温度やホワイトバランスは変更しない

色温度やホワイトバランスは写真の雰囲気が大きく変わりますが、RAWデータであれば後から全く同じ変更が可能です。

旅のスナップ撮影において主目的は旅。旅行の過程や観光地、地元の文化を楽しむ心も必要です。
楽しむ事で旅行先の地域の魅力に気付く事も出来ます。

コントラスト、彩度、露光の調整は微調整しない

撮影時は白飛び、黒潰れを避ける程度にコントラストや露光は最低限設定しておく必要があります。

ただし上記以外は後から何とでもなりますし、ISO値でカメラが自動的に白飛びや黒潰れが出ないように調整してくれますので、出来る限り触らずにスピーディに撮影した方が良いです!

自分の思った通りの雰囲気に写真を仕上げるには写真の明るさや彩度について緻密な調整が必要であり、撮影現場で設定を微調整するのはあまり意味が無いです。

デジタルズームは使わない

デジタルズームはトリミングと同じですので、そのままSNS投稿に使う場合などを除き、基本的には撮影時にやる必要がありません

トリミングで編集時に不要な物をカットして構図を整えられるので、撮影時は画角に多少ゆとりを持って撮っておく事も重要です。編集で水平を取るために少し回転したくなった場合に被写体が見切れてしまったりします。
ただし、余計な物を画角に入れすぎるとカメラが行う光量の調整が適切ではなくなってしまうので、ほどほどに。

オススメカメラ設定

一番汎用性のある設定として、絞り優先モードのまま歩くのがオススメです。ボケ量の調整や絞り開放でボケ過ぎるという事も防ぎやすいです。

シャッター優先モードは電車や鳥など、動きが速い被写体の場合だけ使えば良いです。絞りが開放気味になることが多く、風景写真等には向きません。
シャッター優先モードの時は連射機能とオートフォーカスのSERVO設定も合わせて使うと良いです。

まとめ:事前準備とテクニック11選で旅を楽しむ!

旅のスナップ写真撮影は、その土地ならではの美しさや文化、人々との出会いなど、多くの新しい写真が撮れる可能性があります。

事前の調査と準備をしっかりと行い、旅行中のカメラの使い方を工夫する事で、旅を楽しみながら撮影を楽しむ事が可能です。

本記事のカメラ用語が難しいと思った方は、以下の記事で詳しく解説しています。

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また、本ブログではEOS R6を使用した撮影のコツや作例を色々と載せています!

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この記事を読んだ方が一瞬の美しさや出会いが1枚でも多く撮れる事をお祈りしています。
おわり。

この記事を書いた人 Wrote this article

kenshi2009

燻製するフォトグラファー。燻製教室と写真撮影でお仕事したりブログ書いてます。燻製16年目🍖、写真25年目📷、ブログ25年目📓。EOS R6使用。 燻製も写真も季節を楽しみながらやってます🍂 写真の無断転載は禁止。奈良好き🦌 Twitterにほぼ毎日います!【SNS一覧:https://lit.link/kenshi2009】